遺言書を作るとなると、いろいろな専門家と話したり、手間暇がかかるから信託銀行に一括で頼めばいいのでは・・・
実は、高額な手数料を取られても、基本的には遺言者が自分で手続きをすることになります。自分で勉強して知識を得てから検討しましょう。
★ 信託銀行が扱う「遺言信託」はおすすめしません
遺言信託のメリット・デメリット
【遺言信託のメリット】
1)遺言書作成に必要となる大部分の作業を信託銀行に任せることができるので、遺言者の負担が減る
2)遺言作成時に税額的に有利な財産配分を税理士に提案してもらえる(多分)
3)信託銀行が遺言書作成サポートと遺言書保管をしてくれる
【遺言信託のデメリット】
1)信託銀行に支払う手数料があまりにも高額
・公正証書の登録など費用は別途
2)遺言執行手数料のなかに専門家への報酬は含まれていない
・遺言執行費用
・登録免許税
・司法書士報酬
・税理士報酬
3)戸籍謄本や財産関連の書類は遺言者本人が収集
戸籍謄本や財産関連の書類は自分で集める
・すべてに手数料がかかる
4)遺言信託でできることは、司法書士等の専門家でも対応可能
司法書士
税理士
でも対応できるし、ある程度の知識はYouTubeで学べる
遺言執行者の選任申し立てを裁判所にすることで、遺言を施行できる
まとめ
「何も知らない」「完全に人任せ」にすると、高額な手数料を払っても納得のいかない「遺言書」や相続人への負担を残してしまいます。
しっかり相続についての正しい知識を身につけましょう