なるべく早く~10カ月以内手続き

【大分】大家さん2世の相続準備!40代娘「相続登記しないと罰金?」登記にお金がかかるけど

山に土地があるみたいだけど、狭いし、だれが使うわけでもないから故人の名義のままにしておけばいいよね・・・
2024年からは相続登記の手続きは義務化されます。罰則が発生しますよ

相続や贈与を受けて、法務局に「名義変更」「登記申請」をします。

そのときに不動産取得税・登記免許税がかかります。

また、その手続きを住むために「司法書士に登記」の報酬が発生します。

2024年には、相続登記が義務化されるので「罰則」が始まります

相続登記をしない場合でも、将来的に売却で手放すことになれば必ず「相続登記」が必要になる

相続登記しないとお得?3選

1)相続登記にかかる登録免許税を支払わなくていい

不動産取得税

贈与で取得 取得した不動産の固定資産税評価額×不動産取得税3%
相続で取得 不動産取得税0円

登録免許税

親から贈与・相続で受け取った不動産 自分名義に「登記し直す」際に国に治める税金
贈与登記 受贈した不動産の固定資産税評価額×登録免許税2%
相続登記 相続した不動産の固定資産税評価額×登録免許税0.4%
例)1000万円の不動産を相続した場合、登録免許税4万円

2)司法書士に報酬を支払わなくていい

不動産の登記申請にかかるか手続きは
・必要となる資料が多い
・手続きが煩雑
そのため、ほとんどの方が司法書士に依頼

司法書士への報酬額→ 土地の金額等によって変動
約6~10万円が相場です。

3)相続登記には時間・労力がかかる

登記の必要書類を集める必要ない
司法書士事務所に訪問する必要もない

金銭面の負担よりも→ 必要のない土地(建物)の相続登記をするための労力が負担。
相続登記をしないことで→ 精神的・経済的・肉体的にも負担がない

相続登記をしないことの問題とは?5選

1)2024年から相続登記が義務化?

相続がわかってから3年以内に登記しないと10万円の罰金が発生します

2)登記しないと不動産の売却ができない

相続登記をしていないと

・不動産を売却したい
・需要がでてきた土地を担保に融資を受けたい

というときに「売却手続き」「担保設定」ができない

3)先延ばしにすると権利関係が複雑化する

相続が必要なときに相続人に「認知症」の方がいると、手続きが煩雑になる

さらに、相続人が全国に散らばってしまうと、手続きに時間も手間もかかる

祖父名義の土地で相続登記をしていない場合、

遺産分割協議書を作るのに、子ども世代+孫世代まで全員の同意が必要になります。

  1. 相続人全員と連絡をとる
  2. 土地の遺産分割協議書を作る
  3. 全員の実印押印印鑑証明書を入手
  4. 法務局に登記申請をする

※遺言書があれば、異なります

4)他の相続人が持ち分を勝手に売却し複雑化する

「法定相続分」を勝手に売却できます

相続人は、遺産分割協議なしで「売却」できる法定相続分で登記申請ができます。

権利関係がさらに複雑になります。

これをきっかけに「持ち分の買取」交渉を持ちかける不動産屋もいるので要注意。

5)相続人に借金があれば不動産を差し押さえられる

借金がある相続人の持ち分が差し押さえられるリスクがある。

法定相続分で代位登記をして、債権者が差し押さえられる。

ここでも権利関係がさらに複雑になり、売却なども難しくなる

相続登記のQ&A

固定資産税や維持管理コストは発生する!

相続登記が完了するまでの期間は、相続人に当たる人の全員が納税義務を負います

市役所はだれが相続したかは知らないので、代表者を選んで「固定資産税・都市計画税」納税書を送ることになります

相続人代表者指定届を出せば、指定した相続人に送られる。

そのままにしていても、固定資産税・都市計画税はかかり続けています。

「相続等により取得した土地所有権の国庫への帰属に関する法律」

  1. 不要な土地がある場合
  2. 相続登記をし所有者を明確にする
  3. 厳しい条件をクリアする
  4. 管理費用10年分を給付
  5. 国が引き取り

まとめ

2024年からは「相続登記の義務化」が始まります。

登記には、手間も時間も費用もかかりますが、早目に変更することで将来への負担を減らすことができます。

参考資料:秋山税理士事務所YouTube