相続税の計算の手順
1,財産・債務・葬式費用を把握
2,正味の財産から基礎控除を引く
3,相続税の税額を計算する
1)正味の財産額を出す
故人のプラス資産
不動産
現金・預貯金
有価証券
事業用資産
家庭用財産
絵画・骨董品
みなし相続財産
電話加入権
建物更生共済
借地権
漁業権
営業権など
3年以内の贈与(2023年現在)
故人の債務
借金・借入金
未納の税金
故人が確実に返納や納税すべきだったもの
故人のお葬式費用
お通夜の費用
葬式当日の費用
戒名
ただし、以下のものは含まれません⇩
初七日や四十九日
法要の費用
香典返しの費用
正味の財産額を計算する
財産ー債務ー葬儀費用=正味の財産額
正味の財産額ー基礎控除額=【課税対象額】
(基礎控除額の計算=3000万円+相続人×600万円)
相続税の税額を計算する
相続税は、まず相続税全員であわせていくら相続税を払わなければならないのか?
家族全体の相続税額を、各相続人が相続した財産の額に応じて按分する。
各人が「相続した財産の額」に応じた相続税を納税します
相続人がたくさんいる場合は、法定相続人が複数いる場合は「法定相続分」の数字を使って計算する必要がある
【法定相続分とは】
配偶者1/2
子ども2人なら1/2÷2=1/4
子ども3人なら1/2÷3=1/6
実際に分けるときには、この通りに分ける必要はありません。
相続人全体の相続税がいくらになるのか、それを計算する必要があります。
法定相続分で分けた税を出してみましょう
そこから【表】を使います
【法定相続分で分けた額】×【税率】ー控除額=【税額】全員で支払う分
実際に相続した分を税金として支払います
【配偶者税額軽減】を使えば相続税を下げることができます
まとめ
相続人によって相続の【税率】や【控除額】が変わってきます
1,財産・債務・葬式費用を把握
2,正味の財産から基礎控除を引く
3,相続税の税額を計算する